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近年、日本食は世界から注目されています。
その中でも、料理のベースとして日本食を支えてきたのが、「だし」です。
今回は、日本食で使用される代表的な「だし」の一つであるかつお節だしについてお話しようと思います。
だしとは
だしとは、食品中の成分を水などで抽出したものを言います。
だしは日本のかつお節だしや昆布だしだけでなく、西洋料理のブイヨンや中華料理のタンなど、各地域に応じた物が存在します。
だしのおいしさは味覚の一つであるうま味が大きく関係しています。うま味はすべてのだしに共通であり、代表的なものとして、グルタミン酸やイノシン酸、グアニル酸などが存在します。
これらのうま味は一緒に扱うことによって相乗効果が生じ、より強い旨味を感じることができます。
かつお節だし
日本で使用されるだしの中でも代表的なだしの一つがかつお節だしです。
かつお節だしは、鰹から作られたかつお節を湯で抽出することによってとることができます。
かつお節だしはかつお節中に含まれる多くの成分が抽出されており、さまざまな健康効果があると言われています。
かつお節だしの健康効果
かつお節だしの抗肥満効果
かつお節だしに含まれるヒスチジンとうま味成分であるグルタミン酸には抗肥満効果があると言われています。
かつお節からヒスタミンを含む抽出物をとり、ラットに投与したところ、体重の増加および脂肪蓄積の上昇が抑制されたという報告があります。
また、ヒスチジンの入った餌を与えたところ、添加した量に依存してラットの脂肪体重が減少したとの報告もあります。
これは、ヒスチジンを摂取したことによってヒスタミン神経系を賦活化され、食欲抑制、内臓脂肪分解、体熱生産促進につながったと思われます。
グルタミン酸についても、消化液分泌や消化管運動に影響を及ぼしていることが報告されています。
ラットにグルタミン酸ナトリウム溶液を飲料水の代わりに与えたところ、摂餌量に差がなかったにも関わらず、対照に比べて皮下脂肪量や内臓脂肪量が低下したという報告があります。
かつお節だしのその他健康効果
かつお節だしには抗肥満効果以外にも下記のような健康効果が報告されています。
- 慢性的肉体疲労予防
- 精神疲労予防
- 眼精疲労予防
- ストレス予防
- 乾燥肌改善
- 荒れ肌予改善
かつお節だしの取り方
さまざまな健康効果を持つかつお節だしは、どのようにとればいいのでしょうか?
かつお節だしで用意するもの
- かつお節削り:3g
- 湯:約100ml
かつお節だしをとる方法
- お湯を沸かし、沸騰したらかつお節削りを入れます。
- 火を止めて、2分間待ちます。
- キッチンペーパーなどで、削りを濾します。
- 出来上がり。
簡単ですので試しにやってみてください。
ただ、どうしても削りカスが出てしまいます。
濾すのが面倒な方はパックに入っているだしパックもあります。
だし蔵の関西おだしお試しパック
これら沸騰したお湯に入れて、取り出すだけで簡単にかつお節だしがとれます。
まとめ
- だしは世界各地にあり、その特徴に応じた原料が使われている
- 日本の代表的なだしの一つであるかつお節だしには、抗肥満効果をはじめ様々な健康機能が報告されている
- かつお節だしを取るのは思ったより簡単
- だしパックを使うとかつお節削りを濾す手間を省ける