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農薬のイメージってあんまりよくないですよね。
オーガニックが流行ってる時点で農薬が悪者のイメージなのはなんとなくわかります。
では、皆さんは農薬の安全性についてどこまで知ってるのでしょうか?
農薬のイメージ
農薬と聞くと、良いイメージを持つ人は少ないと思います。
- 虫を殺す薬でしょ?
- なんとなく体に悪そう。
- 発ガン性あるんじゃないの?
- たまにニュースになってる!
そんな漠然としたイメージが多く、詳細はわかってない人が多いのかもしれません。
なぜ悪いイメージなのか
ニュースの力ってすごいです。
15年くらい前に中国から輸入された冷凍ほうれん草から農薬が検出された事件がありました。
クロルピリホスという農薬で基準値の何十倍も検出されたとか。
一度ニュースになってしまうと、悪いのは中国の冷凍ほうれん草なのに、国産のほうれん草も売れなくなりした。
そうです。
実際に国産のほうれん草は違法ではなかったとしても多くの方が、ほうれん草は農薬で汚染されてる!
みないな考え方になってしまったのです。
漠然とした情報で全てのほうれん草が悪者になり、全ての農薬が悪者になります。
この例のように、時々起る農薬の事件が悪いイメージをみんなに伝えているのかもしれません。
ニュースはすごい力だからこそ、情報をしっかり精査することも大事かもしれませんね。
農薬は絶対使わない方が良いのか
農薬は体に悪いからゼロが良いに決まってる!
そんな考えの人も少なくないのかもしれません。
本当にゼロが良いのでしょうか?
あなたはスーパーで虫の食ってない、綺麗な野菜を買ったりしてませんか?
その綺麗な野菜は農薬のおかげかもしれません。
だから、こそ薬品とも上手に付き合っていく必要があると思います。
農薬の安全性試験
農薬は安全性や毒性を調べるために多くの試験が行われています。
では、どのような試験があるのでましょうか。
単回投与毒性試験
ラットに一回たくさんの農薬を与えて、どんな影響がでるか。
反復投与毒性試験
毎日農薬を与えてどんな影響がでるか。
発生毒性試験
子供ができる期間に農薬を与えてどんな影響がでるか。
生殖毒性試験
何世代かに農薬を与えて、どんな影響がでるか。
遺伝毒性試験
DNAにどんな影響がでるのか。
発がん試験
農薬を与えてがんが発生しないのか。
この試験だけで、多くの動物が使用され、莫大な費用が掛かっています。
この試験をもとにして、使っても問題が出ない量を算出しているのです。
農薬の残留基準値
農薬の残留基準値は農作物の分類ごとに設定されています。
この基準は多くの対価を支払って得たデータです。
農薬を取り除くべきか
農薬を取り除くにはどうするべきか?!みたいな記事がたまにあります。
- 皮を剥くことで、表面の農薬がとれる!
- 湯がいて取り除く。
- 油通しすると良い。
ただ、これらは食材の栄養素を取り除くに行為でもあります。
そこまでする必要があるのでしょうか。
それでも気になる方は【ベジセーフ】
という野菜を洗う専用の水もあるようですね。
野菜や果物の農薬検査方法を見てみましょう。
すると、野菜や果物は洗浄されず、皮も剥かれずに、検査しています。
皮を剥いて食べるのが普通のバナナでさえ、皮ごとのようです。
そう考えると農薬を除去するために食材を下処理する必要はないのかもしれませんね。
もちろん、泥や細菌がいる可能性は否定できないので洗浄すること自体を否定するつもりはありませんよ。
まとめ
- みんな農薬には漠然と悪いイメージを持っていることが多い
- 悪いイメージにはニュースなどの影響が大きい
- 農薬は使用が許可されるまでに、多くの試験が行われている
- 農薬検査は食品の皮なども含めておこなわれている。
- そこまで神経質にならなくてもいいのではないか
参考文献 :食と健康