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近年、緑茶で有名な茶カテキンに関しては多くの論文が出ており、多くのことが明らかになってきています。
この記事では数ある茶カテキンの機能を簡単にまとめて紹介したいと思います。
茶カテキンの試験でどんなことがわかってる?
動物試験では、
- 茶カテキンの継続投与によって、過剰の体脂肪が低減すること。
- 資質消費関連の酵素がます可能性があること。
ヒト試験では、
- 茶カテキンの継続投与にとって食事由来の脂肪燃焼性が上昇すること。
- 軽運動との併用で死亡消費量が上昇すること。
- 内臓脂肪低減作用があり、メタボリックシンドロームにも改善性がみられること。
茶カテキンの主な機能性
抗酸化作用
茶カテキンは油脂の酸化を防ぐ機能が明らかにされており、茶カテキンの成分の中でも特にエピガロカテキンガレート(EGCg)にその機能が顕著であり、食品の劣化を防ぐだけでなく、生体の劣化を防ぐ可能性も考えられるようです。
抗菌効果
茶飲料は致死性が高い猛毒生産することで有名なボツリヌス菌に対し抗菌活性があることが分かっています。また、その効果は茶飲料の中でもポリフェノール成分に抗菌効果があることが確認されています。
抗菌効果が得られる濃度としては数百ppmであり、普段飲んでいる茶飲料のカテキン濃度は500~1000ppmになります。
茶カテキンはボツリヌス菌だけでなく、食中毒の代表的な細菌である黄色ブドウ球菌やウェルッシュ菌、腸炎ビブリオ等にも低濃度で抗菌活性を示すことが分かっています。
インフルエンザ予防作用
茶カテキンはインフルエンザウイルスを不活化する作用もあるようです。細胞実験レベルの話にはなりますが、インフルエンザウイルスと低濃度のカテキンを混ぜて細胞に感染させたところ、感染がほぼ100%阻止されたという報告があります。
血圧上昇抑制作用
血圧上昇抑制効果はラットでの実験だけでなく、ヒト試験も行われているようです。毎日茶カテキンを500mg、3カ月間摂取したところ、摂取前に比べて、拡張期圧と収縮期圧が低下傾向を示しました。特に高血圧の人は顕著に低下していたことから、茶カテキンを継続的に摂取することで血圧上昇が抑制される可能性が示唆されたという報告があります。
血中コレステロール濃度上昇抑制作用
茶ポリフェノールは小腸における脂質の吸収を抑制する機能があると考えられています。
健常者に1日500g、3カ月間茶カテキンを摂取したところ、摂取前に比べてHDLコレステロールの濃度が有意に上昇したという報告があります(総コレステロール濃度に変化は見られなかったようです)。
血糖上昇抑制作用
茶カテキンは糖類を消化する作用を持つαアミラーゼやシュクラーゼなどの消化酵素を阻害する作用が明らかになっています
ヒト試験では、デンプンあるいはシュクロースを摂取し時間ごとに血糖値を測定した結果。
500の茶カテキンを予め摂取していた場合の方が、摂取していないときに比べて血糖値上昇を有意に抑制しました。
この結果から、茶カテキンがダイエットにも有効である可能性が示唆されました。
このような多くの可能性を秘めた茶カテキンは、緑茶から摂取できることはもちろん、茶カテキンを強化したトクホの飲料やサプリメントなども出ています。
私の場合、ダイエットや脂肪燃焼効果を狙って摂取したりしています。
気になる機能があればぜひ試してみてください。
参考文献:
日本家政学界誌 茶カテキン研究のトピックス
日本食品保蔵科学会誌 茶カテキン類の機能性とそれらの応用例